”サッカー×国際協力”を生業にしたい20代女子の挑戦記録

サッカーが大好きで、国際協力に関心のある20代女子の挑戦を書き連ねます。

モスタルでのライフハック⓶

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チャオ!さとみです。

 

今回も、前回に引き続きモスタルボスニア・ヘルツェゴビナ)でのライフハックについて書きます。

 

1.タバコ嫌いじゃ生きてゆけない

 

モスタルに限らず、ボスニア国内全体で喫煙者が非常に多いです。

また、喫煙に対するマナーなど無いに等しい。

日本のような場所を喫煙場所を制限する法律もありません。

 

さらにボスニアはタバコの生産が盛んで、税金も低い。

だから、タバコが激安。安いものであれば1箱150円くらい。

ヘビースモーカーにとっては天国です。

 

そのためレストラン、カフェ、道端、どこでもタバコの煙だらけ(笑)

 

私自身もこちらに来た当初は、「煙と一緒にご飯食べたくない!」「煙と一緒にコーヒー飲みたくない!」って感じでした。

 

でも、時が過ぎてみれば自然と慣れて(というか慣れるしかない)、今では煙あってこそのボスニアって感じです(笑)

 

ということで、

煙への耐性をつける、もしくは煙に慣れる努力をしましょう。

避ける方が到底難しいので。

 

 

2.コーヒーは1日に〇〇杯!?友を誘うならとりあえず「コーヒー」

 

かつて、長きにわたりオスマン帝国に支配されていたボスニア・ヘルツェゴビナ

食文化、生活習慣、様々なものが伝来しました。

 

中でも大きく影響を受けたのが、コーヒー文化。

モスタルに限らずボスニア国内では、コーヒーの需要が超あります。

 

普通のカフェではエスプレッソ、オルドタウン周辺のカフェではボスニアコーヒー(もしくはトルココーヒーと呼ばれる)がよく飲まれます。

家庭でもボスニアコーヒーが好んで飲まれています。

 

ボスニアコーヒーは一般的なコーヒーに比べ、粉っぽく、濃ゆーい味が特徴です。

 

地元の人は、コーヒーを毎日の習慣のように飲みます。

頻度は、1日に2~3杯ほど。

老若男女問わず、コーヒーが大好きです。

 

また、「コーヒー」は様々な意味を持ちます。

友達とのお喋りのためのコーヒー、暇人同志でカフェにいく暇つぶしコーヒー、ビジネス交渉のための探り合いコーヒー、気になる人をどこかへ誘うためのアピールコーヒー、、。

 

昼間、夕方、夜だいたいいつでもカフェには人がいます。

人々に根付いたコーヒー文化を感じます。

 

ということで、友達に何か会う用事がある時は

とりあえず「コーヒー行こう」と誘むのが無難。

 

もちろん、コーヒー以外を飲んでもいいですが、なんせコーヒー以外は高い(笑)

よく飲まれるエスプレッソは1杯80~100円ほど。

大抵のローカル人はその1杯を大事に大事に飲むので何時間もカフェに居座ってます。

 

 

3.基本的に急がない、焦らない。合言葉は〇〇!

 

これもまたモスタルに限らず、国内全体で気づくこと。

それは、ローカル人が基本的に「急がない、焦らない」ということ。

 

街中で走ってる、早歩きする、さっさと話を終わらせようとする人を滅多に見かけません。

とにかく、全てがゆっくり。

 

そんな地元民がよくいう言葉があります。

「ポラーコ、ポラーコ」

これは現地語で「ゆっくり、ゆっくり」という意味です。

 

物事がややこしくなったとき、議論が白熱したとき、失敗したとき、興奮・焦りを感じたとき、、、

とにかくいつでもこの一言。

 

身の回りで将来のことや、仕事のこと、何かしらに不安や焦りを感じている人がいたら

とりあえず「ポラーコ、ポラーコ」と声をかけてあげましょう。

 

私もこちらに来てすぐの頃は、正直地元の人に対して「いや、いつもいつもゆっくりしすぎ!怠けすぎ!」なんて思っていました。心に余裕がなかったんです。

 

でも、「焦ってみても仕方ない。」「なんとかなるから大丈夫だ。」

そんな風にいつも地元の人に言われてきました。

 

そして今では私が周囲の友人に対して「ポラーコ、ポラーコ」と言えるようになりました。

 

時の流れがゆーっくりに感じるモスタルボスニア)では、時間や月日を意識しすぎると地元の人とは話が合わないことが多いかもしれません。

 

 

以上、モスタルボスニア・ヘルツェゴビナ)でのライフハック⓶でした!

次回もお楽しみに!!

 

モスタルでのライフハック⓵

 

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チャオ!さとみです。

 

いつも通り久しぶりの更新となりました。

まあ、マイペースにやっていきます。

 

さて、今日はモスタルボスニア・ヘルツェゴビナ)でのライフハックについて書きます。

これは一記事でまとまる自信がないので連載のようにしたいなぁ。

 

今日は、3つくらいまとめてお伝えします。

 

1.道端で知り合いに会ったら、とりあえず「チャオ!」

モスタルは人口10万程度の小さな街です。

特に街の中心は全て歩いて回れるほどコンパクトです。

ということは、街を歩けば必ず知り合いに会います。

 

東京だったら、街中で知り合いに会うことってあまりないですよねえ。

だから、会った時は「おー!」という感じになる。

 

でも、ここモスタルでは皆んなその辺歩いてるのが普通なんで、

「あ、また会った」みたいな感覚になります。

 

で、そんなモスタルのローカルな知り合いに道端で会ったとき

どんな反応をしたらいいのか?

何と言うべきか?

 

答えは簡単。

 

笑顔で片手を挙げながら「チャオ!〇〇(相手の名前)!」と言えばOK。

 

もちろん、個人差はあります。

でもこの仕草と一言で、自然かつ愛想良い感じを相手に伝えることができます。

 

チャオ!という挨拶は、イタリアを連想する方が多いかもしれませんが

ここモスタルに限らず、バルカン半島諸国ではよく使われる簡単な挨拶です。

 

 

2.ジョークにジョークで返すセンスを身に着けるべし。

ここモスタルボスニア・ヘルツェゴビナに限らず、バルカン半島ではジョークの需要がめちゃめちゃあります。

現地の人は、なんでもジョークにしてしまいます。

時として、きっつい内容も(笑)

 

でも、意味が分かるとまじで面白いジョークもたくさん。

現地の人はよくカフェやバーでお喋りを楽しみますが、その間ジョークもたくさん出没します。

 

さて、誰かがジョークを言ったとき、あなたならどんな反応をしますか?

 

 

日本だったら、とりあえず笑う、が一般的ですかね?

ここでは、それでは「面白いやつ」には到底なれません。

 

誰かがジョークを言ったら、ジョークで返しましょう。

 

誰かがジョークを言ったあと、笑うだけ、もしくは真面目な返事をしたらシラケます。

頭をフル回転させて、少しでも面白い返事を瞬時に考える癖をつけましょう。

 

 

ちなみに、私はこれ結構苦労しました(笑)

 

最初の方は「日本人はまじめだな」って言われるくらいつまんない返事しかできなかったです。

でも回を重ねることにどんな感じで返せばいいか、わかってきました。

 

ジョークにうまい返事ができるようになると、場がとても盛り上がって気に入ってもらえますよ。

 

 

3.現地人の話は、話半分で聞くべし。

「人の話はちゃんと聞け。」と教育されてきた私。

ですが、私はここモスタルに来てからその感覚が少し変わりました。

 

なぜなら、現地の人が言うことの中には結構でたらめなことも多いからです。

 

ここモスタルでは、民族間での悪口のようなものを仲間内で言うときがあります。

(詳しくはこちらを参照)

satomin17.hatenablog.com

 

違う民族や宗教の人の話をされたときは、特に鵜のみにしないように心がけましょう。

結構根も葉もないことを言ってることがあります。

 

それだけに限ったことではなく、友達の話などもそうです。

先ほども言った通り、モスタルは小さい街です。

真実じゃないことがすごいスピードで噂になって広まったりします。

 

かと言って、何も信じられないわけではありません。

 

「何が真実か」を見極めることが難しく思えるときもあるかもしれません。

でも、心がけていくとはできます。

 

それがモスタルやこの国で暮らすうえでの大切なライフハックかもしれません。

 

 

以上、モスタルボスニア・ヘルツェゴビナ)でのライフハックを3つお伝えしました。

 

次回もお楽しみに。

 

チャオ!

 

 

数字で表せないものの価値について考える

 

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ちゃお!さとみです。

 

現在、私はボスニア・ヘルツェゴビナにて留学&インターンをさせてもらっています。

私のインターン先は「マリモスト」という”民族和解”をテーマとしたスポーツアカデミーを運営するNGOです。

 

今回は、直接活動に関する内容ではありませんが他の場所で得た学びを自分の活動に落とし込んで考えたことを書きます。

 

実は今月3月中の2週間、私はNYの国連本部を訪れていました。

CSW(Comission on the Status of Women)というカンファレンスに参加するためです。

 

こちらのカンファレンスは3月8日の国際女性デーに合わせ、毎年3月中の2週間で行われます。

世界中のNGOから参加者が国連本部に集まり、ジェンダーについて各国・各地域の現状やそれぞれの取り組みを共有します。

その期間中、各国の政府代表も会議を行い国連発信という形で世界共通のジェンダー課題への取り決めを行います。

そして最終日には、NGO・政府代表、全ての意見を踏まえた形で取り決め文書が発表されます。この公式文書発表をもって会は終了です。

 

 

参加の経緯としては、元々ジェンダーに関心があったのはもちろん、それに加えて今後スポーツを通じた女性支援も活動範囲としていきたいこともあって、スポーツとジェンダーという視点で学びを得たいと思ったことがきっかけです。

 

CSWに参加したことで学んだことを簡単にまとめてみると:

  • ジェンダーに関する問題は本当に幅広く、また一般化できないものであること
  • 参加者が年々増加傾向にあること→ジェンダーに関心を寄せる人が世界中で増え続けている(国連に提言したい意欲がある人が増えている)
  • 普遍的人権主義と文化相対主義の間の線引き、優劣の付け方
  • 定量化できないものの価値(story-tellingの重要性)
  • 各セクター間のコラボレーションの重要性(連携した役割分担の必要性)
  • 若者(次世代)のイニシアチブに重きを置く海外諸国(その点日本は遅れている)
  • 政府とNGOの信頼関係がある海外諸国(日本はNGOの立場が非常に弱い)
  • 世の中的にはプラスなはたらきに見える活動にジェンダー問題は多く潜んでいる(オリンピック等のビッグイベントや経済活動等)
  • ジェンダーに関わる活動をしているほとんどが女性で、その上に立つ政府の官僚のほとんどは男性という力の関係性の見直し
  • "男女の平等”を目指すのではなく”acccess to the justiceの平等”を目指すべき(”平等”の定義をはき違える人が多い)

 :

と、このように多くの学びを得ました。

 

2週間という短い期間にもかかわらずかなり濃密な時間を過ごしたおかげで得たものは非常に多く、価値のあるものだったと感じています。

 

 

以上の各ポイントについては次回以降、深く触れていきたいと思っています。

 

 

そして、ここからが今日の本題。

 

今回の学びの中で私が特に大きく刺激を得たこと、

それは「数字で表せないものの価値」についてです。

 

CSWではstory-telingの重要性が語られ、本当に多くの一般化できない事例を耳にしました。

これまで自身が重要視してこなかったからこそ、非常に刺激を受けました。

 

そしてなぜ私がこの点に刺激を得たのか。

それは、私が現在活動している団体(マリモスト)の特徴にあります。

 

マリモストの最終的なゴールは「民族和解」です。

しかし、それは果たして数値化・定量化できるでしょうか?

 

皆さんもお分かりの通り、全てを定量化することは困難です。

 

マリモストのように「なにをもって民族和解が達成されたとするか。」

これは指標をもつのが非常に困難なテーマです。

 

このような場合、成果を表す際に数値化・定量化するのが困難なだけでなく、逆に数値化してしまうことで活動の価値を最大化できにくくなります。

 

そこで数値化できる成果よりも、個々のstoryにより活動の価値が生まれます。

 

数値化できない成果では、支持者やスポンサーがつきにくいのではないか?

と考えられる方も多いでしょう。

私も当初はそのように感じていたため、勝手に難しさを感じていた部分がありました。

 

なぜなら、私たちはまだ具体的な数値化できる成果を上げているわけではないためです。私たちが成果として主張しているのは、あくまでもステークホルダー個々のstoryです。

 

しかし、それでも時間を追うごとにマリモストの支持者は増え続けていると言え、それは活動の価値を感じている人が一定数いるということを表しています。

 

このようにたとえ数値化できる成果がないとしても、活動そのものや個々のstoryに価値を感じ支持してくれる人は十分にいます。

 

そして、この定量化できないものの価値については、国連などの国際組織でも、またビジネスの世界でも広く認められていることです。

 

ポストコンフリクトの国における統計調査ではディスカッションや訪問調査が用いられたり、企業のマーケティング調査でもユーザーとの座談会を用いたりしていますよね。

 

企業だけでなく国際協力の世界でも「数字が命」というような思考に陥ってしまうことは少なくありません。

しかし、必ずしも数字だけが全てではないということを頭に入れておくことはどんな分野に携わるうえでも大切だと思います。

(もちろん、適正は考慮されなければなりませんが。)

 

ということで、今回は数値化できないものの価値についてでした。

 

今後も数値化できるものはあるか吟味しながらも、storyに重きを置いて活動に励んでいきたいと思います。

 

 

それでは、また次回。

チャオ!

 

 

 

 

私が暮らす”モスタル”という名の分断された街

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チャオ!さとみです。

 

現在、ボスニア・ヘルツェゴビナにあるモスタルという土地にて、スポーツを通じた和解を求めて活動しています。

 

今日は私が暮らすモスタルの紹介をします。

 

 観光地としてのモスタル

モスタルボスニア・ヘルツェゴビナ南西、アドリア海からも近い(車で2時間くらい)場所に位置しています。厳密には、モスタルは市名で、モスタル市はヘルツェゴビナ・ネレトヴァ県の首都です。県名にもある通りエメラルドグリーンに輝くネレトヴァ川が流れ、多くの山々に囲まれた自然の豊かな街です。

 

モスタルは日本人にはあまり知られていませんが、世界的にはとても有名な観光地です。5~9月の観光シーズン中はとんでもない数の観光客が街に溢れます。そのためモスタルは観光業によって成り立っている街とも言われています。だからなのか、観光客(外国人)にはとっても優しく接してくれます(笑)

 

観光客のお目当ては、やはり世界遺産に登録されている「スタリ・モスト」という橋です。

この橋は15世紀に建築、紛争当時に破壊、そして2004年に再建されました。このスタリ・モストの周辺はオールド・タウンと呼ばれる、旧市街が広がっています。こちらのオールド・タウンでは、古き良きオスマン帝国を感じることができるだけでなく、クロアチアセルビアの特色も入り混じった独特な雰囲気を楽しむことができます。

 

分断された街

モスタルは、国内でも珍しくはっきりと民族によって住む地域が“分断”されている街で、主にクロアチア系とムスリム系の人々で分かれています。その割合は、非公式レポートによれば約50:50とされています。(これが事実とされているが公式レポートとして真実を言えない理由があるのだそう)

 

彼らは紛争当時の旧国境を挟んで居住区が分かれています。今でこそ両地域を行き来する人々は多いですが、年齢層が上の人々は中々行き来することはありません。また、若者であっても特にこれといった理由(買い物や特別な場所に行くなど)が無ければ、わざわざそのラインを超えることがない印象を受けます。

そのためそれぞれの民族によって通うカフェやレストランも違っていて、いつもとは別の地域のお店に入ることに抵抗を感じる人も少ないようです。

彼らは互いに別々の言語を持っていると主張しますが、実際はほとんど同じで日本語の方言のようなもの。むしろ日本語における方言の違いの方が大きいかもしれません(笑)

それでも、彼らはその違いをはっきりと認識していて、その違いを意識しています。地元の人ならば一言話せば、違う言語を話すことに気づくので「どこから来たの?」という話になります。

その影響は子どもにも及んでいます。例えば私が「ボスニア語を勉強しています」といえば、「僕はボスニア語はわからないけどクロアチア語ならわかるよ」なんて返してきます。これは明らかに親や学校の先生の影響でしょう。

 

認め合うことの難しさ

私は「違うこと」そのものは悪いとは思いません。またそれを統一することも良いことだとは思いません。

しかしこの地域では「違いを認め、受け入れること」の重要性が語られていません。これは大問題だと思います。違いを持つ人のことを、まるで敵のように扱ってしまうことは決して良いこととは言えません。

 

しかしながら、この地域の歴史と現状を考えればその認識を育てるのはまだまだ難しいこともよく理解できます。以前の記事でも述べた通り、人々にはまだ時間が必要だと思うからです。たったの25年ほど前まで紛争の中、銃を取り互いを攻撃し合い、殺し合っていた中の人々が未だ社会の中で暮らす状況下で「仲直りしましょう」と言ってもそうは簡単にいきません。家族が誰に殺されたなどと知っている中で、その憎しみ・怒りを超えて手を取り合う難しさ。これは私には到底理解できない部分です。しかし、その大変さは想像することができます。

 

民族問題と政治の関係

さらに、民族問題には政治・社会問題が大きく関与していて、これも和解が中々進まない大きな理由の一つです。現在の国内の法律では、自分の出身民族の政党にしか投票できないシステムになっていたり、社会の中では汚職が日常的に行われていたりします。学歴がモノを言わず、人との繋がりが命。特定の政党に属していないと職が得られなかったり、違う政党に属しているからという理由で雇ってもらえなかったり….。平等なんてあったもんじゃありません。

 

またモスタル市では10年近く市議会が運営しておらず、選挙も行われていません。私は初めて「選挙がない」と聞いて、「選挙無くして民主主義と言えるのか?」と疑問ばかり抱いていました。しかし地元の人たちに話を聞いてみると、事情がわかってきました。現在のモスタルのように異なる民族が暮らす街で、選挙を行ってしまうと投票結果によって優劣がつくだけでなく、人々の中で民族意識が再認識され、再び争いになること可能性が大きい、というのです。

モスタルに来た当初、希望をもつ若者が少なく「この街は大丈夫なのか?」などと勝手に思っていた私でした。しかし、最近になって色々な事情が見えてきて、希望を失いかけている若者の気持ちも以前より理解することができるようになりました。

 

人々に必要なモノ

では、このような状況下で人々には何が必要でしょうか?

私は、必要以上に「民族を意識しないこと」が最善だと思います。街中には、未だにそれぞれの国旗が掲げられていたりしますが、これは次世代の教育にとっては本当に良くないことでしょう。なぜなら、その国旗を見るたびに人々は自分は何人であるかを意識してしまうからです。その意識が現状のような民族間の差異を意識することに繋がってしまうのでしょう。

 

 

「私が外国人だから」できること

そんな事情を理解してきた中で、ある時気づいたことがありました。それはいつも通り友達同士で集まって飲んだり語ったりしていた時の事。大抵、私の友達はそれぞれの友達を連れて集まります。そこでハッとしたのです。私や外国から来ている友達を通じて、別々の民族の若者が交流していることに。「これだ!」とその時思いました。なんの民族色もない外国人の私だからこそ、こうして違う民族の友達を集めることができます。大げさかもしれませんが、これは将来への大きな希望だと思いました。

そこで、まずはモスタル市内の留学生と繋がり、彼らと交流してイベント等を企画していきたいと考え、現在模索中です。私が帰国するまでに、まずは留学生同志が将来も繋がっていけるシステムをつくり、イベントを複数開催していきたいと思います。

 

 

モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)で取り組んでいるもの

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ちゃお!さとみです。

 

今日は、ここボスニア・ヘルツェゴビナでの活動内容をまとめて書きたいと思います。

 

⓵マリモストでのインターン

前の記事でも触れた通り、モスタルに“リューガク”している一番の理由はこれです。マリモストでは、異なる民族・宗教の子どもたちを集め、スポーツを通じた人々の和解を目指しています。私はコーチとして練習のお手伝いをしたり、子どもたちへのワークショップの企画運営等に携わっています。春から活動がより盛んになる予定です。

 

 

⓶現地での学生生活

 モスタルにいる間、現地の大学にも通っています。モスタルには大学が二つあり、現状では宗教・民族によって通う学生が分かれています。私が通う大学はモスタルの東側にあるムスリム系の大学で、大学内にモスクがあったりします。こちらの大学では体育学部に所属しています(日本では体育を専門として学んだことはなかったが、体育を第二の専門として身につけたかったため)。また、体育関係の授業に加えて英語(コミュニケーション系)の授業も履修しています。

これは来る直前まで知らなかったことですが、モスタルでは私が日本人留学生第一号だそうです。この道を切り拓いたことは、大学側としてはとてもプラスのことだそうで、どの先生も私の存在をとても大事に扱ってくれます(笑)私自身も次の日本人留学生に繋がるといいなあと思うので、紹介ビデオを作ったりこれからしていこうと思っています。

 

 

⓷地元女子サッカーチームへの所属

 モスタルにあるZF/NK EMINAという女子サッカーチームに所属しています。当チームは学生から社会人まで世代も出身地もとても幅が広いです。多様性を感じることのできるチームだからなのか、私もすんなりと受け入れてもらうことができました。チームメイトの多くが世代別代表に選ばれたりしていて、とてもレベルの高いチームですが、まずは試合に出ることを目標に頑張ります。

 

 

日本語教師

 ふとしたことをきっかけに日本語教師になりました。私が通っているクロアチア語の語学学校で出会ったほかの先生が「日本語コースをやってくれないか」と依頼してくれたためです。週に2回、1時間半ずつ、3か月ごとの更新という悪くない条件だったため、また生徒は英語に問題もなく、現地語がよくわからない私でも教えるのにもそこまで困らないということもあって引き受けることにしました。現在は4人生徒がいて少しながらもお給料をちゃんともらって超初級日本語を教えています。私は日本で教職課程を履修していて、教育実習にも行っていたので「教える」ということに躊躇いを感じることもありませんでした。やっておいて無駄なことはないなぁと改めて実感しました。

 

 

⓹週二回の現地語コース

 モスタルには、語学やpcスキルなどを習得できるコースを無料で提供している「カルチャーセンター」という名の場所があります。そちらではボスニア語のレッスンが週2回開講されており、申し込みさえすれば誰でも受けられます。私も10月から通っていて、この間やっとA1が終わったところです。A1が終わって、やっと現地語の輪郭が掴めてきたのと、単語さえわかれば簡単な文章を作れるようになりました。もっと頑張って帰る頃にはB1終了を目指したいです。

 

 

それと合わせて、今後予定している活動内容もいくつか書いておきます。

 

⓵マリモストで女子クラス開講!

 これは一番叶えたいことで、むしろこのためにモスタルに来たと言っても過言ではないのです。ある程度大きくなった女子を対象に女子クラスを設けたいと考えています。私自身が男の子とサッカーをやってきてメリットもデメリットも感じてきましたが、思春期を迎える女子にとっては、やはり女子だけで活動する方が思いっきりできることも増えるし、余計なことで悩まずに済むということは身をもって経験しているので、こちらの女の子にも思い切ってサッカーを楽しんでもらうために、環境を整えたいです!

 

 

⓶2大学間交流

 前述した通りモスタルに2つの大学があり、ハッキリとわかれているので両大学の学生同士が交流する機会がほとんどありません。そのため、私がいる間に大学生同士が交流できる機会を創出したいと思っています。

 

 

⓷マリモストで折り紙・相撲教室

 マリモストでは既に不定期で世界各国についての紹介を行っており、日本の文化紹介も一度しました。今度は、見るだけでなく簡単に日本文化を体験してもらいたいと思っています。折り紙と相撲は誰でも簡単に体験ができるので、ぜひ子どもたちにその楽しさを知ってもらいたいと思っています。

 

 

⓸チームメイトと寿司パーティー

 私が所属するEMINAのチームメイトは私のことをとてもよく慕ってくれています。私も皆に何かお返しがしたいので、帰るまでに2~3回くらいは寿司パーティーを開いて、一緒に作ったり食べたりしたいです。日本のことを身近に感じてもらいながら、楽しい時間を過ごせれば満足♪

 

これらはぜひ全部叶えたいです。

 

 

今回はモスタルでの活動内容(予定含む)をまとめて紹介しました。また今度詳細をアップデートしていきたいと思います!

 

スポーツ×国際協力という分野に携わってみて感じること

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こんにちは、さとみです。

 

今日は、実際にスポーツ×国際協力という分野の活動に携わる中で感じていること、について書きたいと思います。

 

私は現在ボスニア・ヘルツェゴビナという国で、スポーツを通じた民族和解を達成するためのスポーツアカデミーでインターンをさせてもらっています。

 

実際に現地でその活動に携わる中でわかってきたことがたくさんありました。

その中で最も感じたことについて書いていきます。

 

スポーツ×国際協力という分野で広く活動を捉えたとき、やはり課題としてあがるのは「成果が見えづらい」ということだと思います。

 

例えば、私が携わっている「スポーツを通じた民族和解」という活動では、正直成果を出すのは難しいと感じています。

もちろん、短期的でわかりやすい成果を出すことは可能です。例えば、アカデミーに所属する子どもの数、活動実績等。

 

ただ、団体の趣旨である「人々の和解」という点についてはどう成果を見出せるでしょうか?

 

”何をもって和解が達成されたといえるのか。”

加えて、

”スポーツが確実にそれに寄与したとどう示せるのか。”

 

これが成果に関する一番の大きな課題であり、スポーツ×国際協力という分野の弱みでもあると感じています。

 

 

現場では、とにかく活動を続けることが最優先で、最終的なゴールや成果など日々の活動では強く意識はしていません。

それらは活動を何年も続けていった、その後からついてくるものと認識している印象を受けます。

 

この成果が見えづらいという点を受けて、私が確信したことがあります。

 

それは、スポーツだけで何かを変えるのはムリ。ということです。

 

スポーツが何かを変えるキッカケになり得ることは事実でしょう。

しかしそれだけで何かを変えられるわけではないと思っています。

 

スポーツを通じて得たキッカケをもとに、次の行動に移さなければなりません。

そのためスポーツ×国際協力というのは、他分野との繋がりが非常に大切です。

 

スポーツ→教育、スポーツ→政治、スポーツ→医療、どんな分野でも繋がりを見出せる可能性があること、それはスポーツの強みです。

そのためスポーツ×国際協力の分野で活動する団体には、スポーツで得たキッカケをどう社会で活かすのかを考える必要性があるでしょう。

 

スポーツという入り口から、どんな出口へ向かうのか。

そのプロセスには他分野の知識、他団体・組織との繋がりが欠かせません。

 

私が携わっている団体は、現段階では活動を続けていくこと・広げていくことで手一杯ですが、将来的に他分野・組織と強く繋がっていけたらいいなと思います。

また、もし将来私がスポーツ×国際協力の分野で運営側に携わることがあれば、この点は特に注視していきたいです。

 

 

”和解(reconciliation)を一番に意識しないこと”が本当の和解に繋がる??

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(今日書くことのまとめ)

 

 

モスタルボスニア・ヘルツェゴビナ)よりこんにちは!さとみです。

 

随分放っておいた当ブログでしたが、

 

現在、せっかく海外にいるので再開してみました。

 

ブログを書くことは自身の考えを整理することにも役立つので

 

細々と続けていきたいと思います。

 

 

さて、そんな今回は国際協力に関して書きます。

 

中でも、業界内でよく耳にするであろう”平和構築”について思ったことを書きます。

 

最初に改めて簡単に自己紹介をすると、

・学部4年で休学中

・トビタテ奨学金を利用してボスニア・ヘルツェゴビナへ1年間留学中

・同国内にあるスポーツアカデミー「マリモスト」でインターン中(サッカー指導・

運営)

・マリモストのコンセプトは”スポーツを通じた和解”

 

ということで、現在私は”スポーツ(特にサッカー)がいかに人々の和解に寄与するのか”を現場で学ばさせてもらっています。

 

 

私が滞在しているボスニア・ヘルツェゴビナは約25年前まで紛争のあった地です。

もちろん、まだまだ人々の傷は癒えていません。

それが故に、簡単に「みんなで協力しよう」などとは言えない状況があります。

 

なぜなら、それぞれの人が「身内がどこの誰に殺された」とはっきりと覚えている世代が社会を担っているからです。

 

それでもそんな状況に少しでも光を刺そうと奮闘している人々がいるのも事実です。

 

その1つの活動が、マリモストにはあります。

こちらのアカデミーでは民族や宗教に関係なく、子どもたちを集め共にサッカーをしています。

 

ただ、ここまでの話は他の国や地域でも似たような活動を耳にしたことがあるかもしれません。

 

しかし、私はマリモストには独特な価値があると思っています。

 

それは、人々が集まる理由がシンプルに”和解”ではないということです。

 

もちろん、マリモストの目指す最終的なゴールは”人々の和解”であることは間違いありません。

しかし、それは現地で浸透しているマリモストへの印象とイコールではありません。

 

純粋に、マリモストにある良い環境や良いコーチ、雰囲気が魅力的だから人が集まっているのです。

 

私は、ここが大きなポイントだと思っています。

 

なぜなら、”人々の和解”を目指して活動しようとすると

どうしてもそこにフォーカスしてしまったり、はたまたそれが売り出し文句になってしまうこともあります。

 

もちろん、そのような活動を否定するわけではありませんが

その仕組みでは本当にアプローチをしたい層には手が届かない可能性が高いと思っています。

 

しかし、マリモストのように、良い環境・コーチ・雰囲気など

和解には全く関係なく純粋に”良いモノ”を揃えるだけで自然と人は一つの場所に集まります。

 

実際に、マリモストでは広く広報活動をしなくても口コミだけでどんどん人が集まっています。

 

これは他地域、他国でもロールモデルとなり得る仕組みだと感じています。

 

ただし、スポーツそのもの自体に問題を解決するポテンシャルはないので

あくまでもスポーツはきっかけづくりに寄与するものだと捉えています。

 

現在、証明できているようにスポーツや音楽などの文化的なモノは人を集めやすい要素があるので

その先を見据えてこれからも活動していきたいです。

 

かなりシンプルにまとめましたが、また違う機会に現地の様子やそこで思うことについて書きたいと思います。

 

それでは、チャオ!(ここボスニア・ヘルツェゴビナでは会ったときも別れ際もチャオの一言でOK)