”サッカー×国際協力”を生業にしたい20代女子の挑戦記録

サッカーが大好きで、国際協力に関心のある20代女子の挑戦を書き連ねます。

スポーツ×国際協力という分野に携わってみて感じること

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こんにちは、さとみです。

 

今日は、実際にスポーツ×国際協力という分野の活動に携わる中で感じていること、について書きたいと思います。

 

私は現在ボスニア・ヘルツェゴビナという国で、スポーツを通じた民族和解を達成するためのスポーツアカデミーでインターンをさせてもらっています。

 

実際に現地でその活動に携わる中でわかってきたことがたくさんありました。

その中で最も感じたことについて書いていきます。

 

スポーツ×国際協力という分野で広く活動を捉えたとき、やはり課題としてあがるのは「成果が見えづらい」ということだと思います。

 

例えば、私が携わっている「スポーツを通じた民族和解」という活動では、正直成果を出すのは難しいと感じています。

もちろん、短期的でわかりやすい成果を出すことは可能です。例えば、アカデミーに所属する子どもの数、活動実績等。

 

ただ、団体の趣旨である「人々の和解」という点についてはどう成果を見出せるでしょうか?

 

”何をもって和解が達成されたといえるのか。”

加えて、

”スポーツが確実にそれに寄与したとどう示せるのか。”

 

これが成果に関する一番の大きな課題であり、スポーツ×国際協力という分野の弱みでもあると感じています。

 

 

現場では、とにかく活動を続けることが最優先で、最終的なゴールや成果など日々の活動では強く意識はしていません。

それらは活動を何年も続けていった、その後からついてくるものと認識している印象を受けます。

 

この成果が見えづらいという点を受けて、私が確信したことがあります。

 

それは、スポーツだけで何かを変えるのはムリ。ということです。

 

スポーツが何かを変えるキッカケになり得ることは事実でしょう。

しかしそれだけで何かを変えられるわけではないと思っています。

 

スポーツを通じて得たキッカケをもとに、次の行動に移さなければなりません。

そのためスポーツ×国際協力というのは、他分野との繋がりが非常に大切です。

 

スポーツ→教育、スポーツ→政治、スポーツ→医療、どんな分野でも繋がりを見出せる可能性があること、それはスポーツの強みです。

そのためスポーツ×国際協力の分野で活動する団体には、スポーツで得たキッカケをどう社会で活かすのかを考える必要性があるでしょう。

 

スポーツという入り口から、どんな出口へ向かうのか。

そのプロセスには他分野の知識、他団体・組織との繋がりが欠かせません。

 

私が携わっている団体は、現段階では活動を続けていくこと・広げていくことで手一杯ですが、将来的に他分野・組織と強く繋がっていけたらいいなと思います。

また、もし将来私がスポーツ×国際協力の分野で運営側に携わることがあれば、この点は特に注視していきたいです。