初めての長期留学inドイツ・イェーナ
ちゃお!さとみです。
前回までは国内外でのボランティア経験について振り返りました。
今日はさっくりと初めての長期留学inドイツ・イェーナについて振り返りたいと思います。
なぜドイツだったのか?
大学に入ると同時に、第二外国語を選ぶ必要があり、スペイン語とドイツ語のどちらを取るか迷い、どちらになってもいいように保留にしていたら、ドイツ語になっていた、というきっかけでした(笑)
ただ、それが運命だったと、後々感じることとなります。
ドイツ語に出会ってからというものの、私は恋に落ちたようにのめり込んでいきました。
知れば知るほど、面白い。もっと、もっと、と求めていました(笑)
ドイツ語はなぜか私と相性が良かったのだと思います。
そして、このときはじめて「言語を知る」=「文化的背景・歴史・国民性を知る」ことなのだと気づいていきました。
そして、2年に進級し、留学に行くことを決意しました。
他の国も見てみましたが、やはり断然ドイツが魅力的に思えました。
そして留学に行くことが決まり(無事奨学金も決まった)、
俄然やる気がでて、毎日毎日ドイツ語と向き合っていました。
いよいよ、現地へ。
そして、夏になり、いよいよ出発。
初めての長期滞在だったので、色々不安もありましたが
「なんとかなる」とも思っていました。
最初の1ヵ月はフランス国境近くのザールブリュッケンという街に滞在しました。
語学学校に通いながら、ホストファミリーの下で暮らすためです。
これが、本当にいい経験でした。
初めて外国に家族ができた感覚を覚えました。
家族とは終始ドイツ語でコミュニケーションを取っていたので、この時期にバツグンに伸びた気がします。
さらに、学校では各国からの留学生の友達も増えて、英語の練習も同時にすることができました。
本格的な長期滞在へ
その後、イェーナに移り、それから10か月以上過ごしました。
イェーナに移ってからも色々なことがありました。
最初の半期は主に、
- 学校
- タンデム(お互いの母国語を教え合うパートナー)
- ルームメイトとのシェア生活
- サッカーチームへの参加(ドイツリーグ4部のチーム)
に没頭しました。
毎日、授業とタンデムをこなしながら、慣れないドイツ語でルームメイトとコミュニケーションをとり、サッカーをするのは中々大変だったことを覚えています。
でも、それ以上に楽しかったです。
そして、後期はドイツ語でのコミュニケーションにも余裕がでてきて、
- サッカーを通じた難民支援の活動
- 難民の方たちへのドイツ語指導
- サッカーチームでのプレー
- タンデムとの国内旅行
- 親友と呼べるような友達ができる
というようなことがありました。
ドイツでのボランティア活動
ドイツ語ができるようになったことによって、
ボランティア活動をできたことはとても嬉しかったです。
当時2015~2016年はドイツへの難民流入が激しかったので、
イェーナにも多くの難民の方が暮らしていました。
彼らと話して初めて、ニュースで聞いていた話が
本当だったんだ、と実感しました。
中には、「ドイツまでの道中、怪我をした兄弟を見捨てて、1か月ほど歩いて辿りついた。彼は今何をしているかわからない」
などと寂しい顔で語る青年もいました。
なんと返せばいいのかわからず、言葉に詰まりました。
それでも、彼は「ドイツ語を覚えないとここでは生きていけない」と言って
必死にドイツ語を覚えようとする彼の姿に、心を打たれました。
そんな彼らはとても優しく私を迎えてくれ、中には難民のために市が建てた住居に招待して、おもてなしをしてくれました。
お世辞にも広いとは言えない部屋に、5~6人の家族が一緒に暮らしていたのには驚きましたが、彼らは立派な家に感謝していると言っていました。
毎週、彼らに会うのは私にとっても新たな楽しみになっていき、時には一緒にサッカーをしたりもしました。
それとは別に、大学のプログラムでサッカーを通じた難民の方たちとの交流の機会もあり、それにも参加しました。
大学側では、学生や職員が真剣にプログラムをつくっていて、皆んなが話し合いを重ねる場面には感動を覚えました。
さらに、街中では時折デモも行われていました。
イェーナは「難民受け入れ肯定派」の人が多かったので、大体は平和なデモでした。
ただ、他の大きな都市(特に右翼が多い街)では危ないデモも多くあり、国内では騒ぎになっていました。
おわりに
さて、今日はつらつらとドイツ留学での経験について振り返ってみました。
次回は、さらにドイツ留学中のことを振り返るかもしれませんし、
次のストーリーに映るかもしれません。(適当w)
こうやって書いてみると、色々頑張っていたように見えるのですが
実際今になって振り返ってみると、確かに学んだこと・経験できたことは多かったものの、
留学自体のプログラムや、保険・銀行の手続きなど諸々がお膳立てされていました。
そのためか、自力で頑張った経験にはあまりなっていないのかもしれない、と感じています。
ただし、留学できたこと、留学に行くにあたり協力してくれた方々、ドイツで出会ったすべてに人への感謝は忘れません。
それでは、チュース!